■一時退院(残った副作用)

抗がん剤治療(寛解導入療法)でたくさんの副作用がでた。今回はその中でも1ヶ月以上残っている主な副作用についてふれてみる。

<残った副作用>

icon-certificate 味覚障害
抗がん剤投入から1ヶ月過ぎたが解消しない。退院直後でもご飯は美味しくなく。味が全体的に消えるといった感じだろうか。病院食は美味しくなく喉を通らなかった。退院して家で食べるごはんも美味しくはないが、みんなで食べる雰囲気だろうか、病院で食べるよりも喉は通った。

砂糖の甘味が感じられない。パンにつけたブルーベリージャムの甘みが一切感じられない。コーヒーにも私は砂糖を入れる派なのだが、甘みが一切感じられない。これを機にブラック派に変わろうか。とさえ思う。
辛さも感じられない。韓国料理屋に行った時、石焼ビビンバを食べたのだが、辛みが一切感じられなかった。辛い物を食べると唇に少しひりひり感があるが、口の中には辛みがまったくない。もし今『激辛料理。○○分以内に完食で無料』みたいなイベントがあれば、クリアーできるのではないかと思う。
酸味は少し感じられる。みかん・パイナップルなどのフルーツの酸味は心地よく。またキャベツの千切りにポン酢をかけたサラダはポン酢に酸味が美味しく、よく作ってもらって食べた。
うま味はほぼ感じられない。苦味は少し感じられる。といった状況。

味覚障害に関して、インターネットで調べると、『亜鉛を接種する。』という情報があり。退院前から「亜鉛サプリ」を購入し毎日1錠(14mg)飲み続けている。現状、劇的な効果は感じられないが、気持ち続けている。

なお、1ヶ月過ぎた頃からは、徐々に味覚が戻りつつある。退院直後の食パンは、味がなく綿のようであったが、パンの焼けた小麦の味がわかるようになった。また今まで白ごはんのうまみがわからなくなっていたが、1ヶ月過ぎた頃から白ごはんのうまみもわかるようになってきた。ただ、まだ完全には味覚が戻ってはいない。

icon-certificate 指先しびれ
抗がん剤投入から1ヶ月過ぎたが解消しない。症状は両手の指先全てがずーっとしびれている。指先で物をさわるとビリッとする。たとえるなら、正座してしびれた足に物をぶつけた感じ。結構つらい。うすい紙をさわるとか、薬のような小さいものを指でつかむのは結構つらい。子供に『レゴであそぼー!』と言われ一緒に遊ぶが、そのレゴブロックの角とか細かい部品をさわるのがつらい。パソコンのブラインドタッチもできず、指の側面でキーをたたく感じになってしまう。

指先しびれに関して、インターネットで調べると、『温かいお湯で指先をあたためる。』『マッサージをして血行を良くする。』などがあったので、お風呂で温めたり、指をグーパーグーパーしたりしてマッサージをしたが、いっこうに改善する気配はない状態だ。指先しびれは長引きそうだ・・

この2つの副作用についは、解消できることを願って気長に付き合っていくしかないと考えている。あーー、副作用がこんなに長いと正常に戻るのか不安になる・・早く正常に戻ってほしい。