■地固め療法1回目(メソトレキセート)

2017年6月27日。抗がん剤、メソトレキセートの投与が始まった。
ここで、メソトレキセートを簡単に。
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商品名 :メソトレキセート
一般名 :メトトレキサート

製造  :ワイス
販売会社:武田薬品工業

細胞内でDNAとRNAの合成を助ける酵素の働きを妨げ。がん細胞の増殖を抑える抗がん剤。主に白血病をメインに使用され、多量化学療法で使用される。「代謝拮抗薬」と呼ばれる部類に入る。
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看護師が点滴に輸液ポンプの機械を付け、担当医が抗がん剤、メソトレキセートをセットしCVカテーテルにつなぎ機械を設定し投与が開始される。メソトレキセートは黄色い液体。これを24時間かけて体に投与されていく。

抗がん剤が投与されるタイミングでは体に異変は起こらなかった。ベッドに横になってボーっと点滴につけられた黄色い液体の入った袋をながめている。また抗がん剤投与が始まってしまった・・どうしても抗がん剤が投与されるタイミングでは、毒が体に入ってきている事を思うと、いい気はしない。

メソトレキセートの投与後は毒を体に残さないようにすぐに尿で出す必要がある。そのため次の日からたくさんの輸液が点滴で投与される。そして毎回のおしっこの量と時間をメモしなければならない。輸液のせいで尿の回数がすごく増える。約1時間に1回トイレに行くようになった。夜も容赦なく尿意が来るのでほぼ眠れない。トイレに計量カップがあり毎回そこにおしっこを出して量をはかりメモをする。
また3時、9時、15時、21時の尿に関してはアルカリ性になっているか看護師にチェックしてもらう必要もある。そのたびにトイレからナースコールを行い看護師にチェックをお願いする。

一日にこんなにもトイレに行くのか!ってくらい尿意を催す。唯一、病室からトイレは比較的近い場所だったので助かった。