■地固め療法1回目(大腸内視鏡2)

体内の消化管出血有無の調査として、3つの検査を受けることになった。
①大腸内視鏡検査
②食道・胃・十二指腸の内視鏡検査
③カプセル内視鏡小腸検査

①~③の順に検査をしていき、原因がわかれば検査は終わり、わからなければ次の検査をしていくことになった。

まずは、大腸内視鏡検査を受ける。午前中に下剤とニフレック(経口腸管洗浄剤)で便を出し切った。
午後に『大腸内視鏡検査に来て下さい。』と言われ準備を行う。看護師が検査着を持ってベットに来る。検査着は、お尻の部分に穴が付いている紙パンツと手術用のガウンだった。手術用のガウンは紐を外せば裸になれる羽織るだけのガウン。紙パンツは黒い紙パンツでお尻に大きく切れ目が入っている。キャーーと思いながらお尻に穴の付いている紙パンツとガウンに着替える。

検査には、検査後にフラフラになるのを想定し車椅子で検査室の前まで送ってもらった。このとき点滴がまだ外れていないので、点滴棒と一緒にいざ検査室に入る。検査室には、検査用ベッドが中央にあり。その横に黒いホースの付いた機械があった。女性の人が黒いホースの機械をなにやら操作している。そして男性の医師が入ってきて、検査用ベッドに横になるようにうながされる。ちょうどお尻が横になるように横向けに丸くなる感じの体勢になった。まずは点滴に痛み止め?か何かを注入された。その後、『少し冷たいですよー。』とお尻の穴に何か冷たいものが塗られた。その後はお尻の穴の感覚がこころなしか麻痺した。

少し時間がたって、『じゃあ、始めます。』と検査がはじまった。お尻からぐーーっと黒いホースが突っ込まれていく。痛みはないが・・「うーーっ(汗)」って感じ、容赦なくどんどん突っ込まれていく。そして体勢を仰向けにさせられる。その状態でホースが入っていく。腸に何かヘビのような生き物が入ってまさぐっている感じだ。この変な感じに、検査中はずーっと。「うー、うー、うーっ」と唸っていた。。途中で「気持ち悪いー。」って言ってしまい、医師に『吐きそうですか??』と聞かれ、「いやっ、大丈夫です・・」とかえすやり取りをしつつ、この状況を耐える。医師が『もう、一番奥まで見ましたので、後は抜いていきます。後少しですよ。』と声をかけてくれる。そして数分たって『はい、終わりです。』とやっとホースがお尻から抜けた。

検査時間は約20分程度。結構長く感じた・・。

検査後の意識は正常。特に気分が悪くなることはなく。下っ腹も腹痛はなかった。ただ立って歩く気力は残っていなかった。車椅子でベッドまで送ってもらう。はぁー、疲れた。

なお結果は、異状はなし。だった。
そのため、次の「食道・胃・十二指腸の内視鏡検査」をする事になった。