■地固め療法1回目(胃カメラ)

案ずるより産むが易し:始める前はあれこれ心配をするものだが、実際にやってみると案外たやすくできるものだというたとえ。

消化管の出血調査の第二弾。食道・胃・十二指腸の内視鏡検査。要は胃カメラ検査をうけることになった。胃カメラは以前、健康診断でうけたことがある。その時は、カメラが喉から入った時、嗚咽感がすごく。検査中「おえー、おえーっ」と言い続け。涙は出るわでめちゃくちゃしんどかった。検査中は『大丈夫ですかー。もう少しですよー。』と言われ続け。『今度は、麻酔多めにしましょうねー。』と言われた経験がある。

今回もきっと大変つらい検査になる・・検査日は朝からとても憂鬱だ。検査室から呼ばれ検査室に向かう。歩いて行けるぐらい体調は良かったが、きっと検査後はフラフラだろう。そのため車椅子で送ってもらう。

検査室についてまず『胃を洗浄します。』とどろっとした液体を小さいコップ一杯飲まされる。次に、『喉を麻酔します。3分間口に含んで最後飲み込んでください。』と甘ったるい、けして美味しくない薬の味の液体を口に含まされる。喉でガラガラしているとだんだん喉がマヒしてくる。

その後処置室に入る。ベットに横向けになる。黒いホースが着いた機械がある。女性の担当が説明もなく私の腕に注射をするが、うまくいかないのだろうか左腕のあと右腕にも注射し、「痛いです・・」と私が言ったところで男性の医師が出てきて、『麻酔を入れますね。少しすーとしますね。』って言った時点で記憶がなくなった。

『○○さん、○○さん。』名前が呼ばれ、意識が戻る。全て検査が終わっていた。検査中は何も記憶がない。胃カメラ検査は思ったより大変ではなく、すんなり終わった。案ずるより産むが易し?

麻酔がまだ残っているのだろう。とても歩いて病室まで帰れる状況ではない。車椅子でぼーっとしながら病室まで送ってもらった。

なお結果は、異状はなし。だった。
そのため、次の検査である「カプセル内視鏡小腸検査」をする事になった。