■地固め療法2回目(腰椎穿刺)

私が思う治療が上手なお医者さんは、患者の気持ちを配慮して治療を進められる事だと思う。

担当医 icon-comment-o 『そろそろ、腰椎穿刺を実施しないといけない時期です。7月24日実施します。』

腰椎穿刺(ルンバール)、前の病院で以前も実施したことがある。腰から針を刺し、抗がん剤を入れる処置である。そうすることでがん細胞を脊髄や脳に広がるのを防ぐのである。

処置当日、処置室に呼ばれる。ベットに腰を突き出す感じに、横向けになる。前にやったとはいえ、腰に針をさす処置であり体がどうしてもこわばってしまう。

担当医 icon-comment-o 『では、これからはじめていきますね。まず消毒していきます、冷たいのでヒヤッとしますね。』『カバーをかぶせますね。』『腰にマークをさせていただきますね。』
と、処置内容を逐次説明してくれる。このように、これからやる治療内容を説明してくれることで、心の準備ができる。

また、担当医 icon-comment-o 『腰骨には骨の部分と関節の部分があります。ルンバールはその関節の部分を狙って針を刺して抗がん剤を投与する治療となります。』と、治療内容も丁寧に説明してくれる。これで治療の不安を緩和してくれる。

そろそろ、針を刺す状態になったとき、担当医 icon-comment-o 『お子さんは何歳ですか?』と聞いてくる。『男の子ですか?女の子ですか?』『うちは男の子3人なんですよ。』と、たわいもない会話をしてくる。そうする事で、私の緊張を和らげてくれる。

担当医 icon-comment-o 『では、麻酔の注射しますね。ちくっとしますね。これ痛いですけど頑張ってください。』と、治療がはじまった。

担当医 icon-comment-o 『これ痛いですか。』『痛くないですか、麻酔効いてますね。』『では針刺していきますね。痛かったら言ってください。』と、逐次私の状態を確認しながら治療を進めてくれるので、状態を伝えやすい雰囲気を作ってくれる。

担当医 icon-comment-o 『いま、うまくいってますから。』『半分ぐらい終わりました。もう少し頑張ってくださいね。』と、治療の進行状況を説明してくれるため、治療の終わりを意識でき頑張れる。

ほどなくして、腰椎穿刺が終わった。今回も前回と同様に思ったより辛くなかった。そして私の担当医は治療が上手いと思った。