■地固め療法2回目(お見舞い2)

親からお見舞いに行く旨の電話を受ける。片道でも結構かかる距離なのに今回はその日の朝に移動し、夜に帰るとの事だ。もうけっこうな歳の老夫婦だから、そんな強攻スケジュール大丈夫かなー、と思うがもう帰りのチケットまでとったとの事。

以前、親に強くあたったので、慌ててくるのか。と思ったけど。そろそろお見舞いにいかないと。と思っていたとの事。

場所とか交通機関の乗り換え、最寄りの駅とか大丈夫かな。と思ったけど。兄貴も一緒に付き添ってくれるから大丈夫との事。最悪迷ったらタクシーできな。と親に言っておく。

お見舞い当日、両親と兄は時間どおりに病院についた。病室は狭いためロビーのソファーに座る。そして今の状況等を話す。こうやって遠くから来てくれて、顔を見て話すだけで結構心がスッキリする。1/3は申し訳ない気持ちと、2/3は嬉しい気持ちになる。

親はいつまでたっても親なのだ。そして家族はいつまでたっても家族なのだ。

今回、一つだけ失敗した。それは、私は味覚障害に伴い病院食が食べれない状態だったため。そのため親にお見舞いにくる途中に食べ物を買ってきてと頼む。この時に私は選択を誤った。今まで食べて大丈夫だった、果物やミートスパゲティーやめん類をお願いすれば良かったのに、なぜか味覚障害になってから一度も食べたことがない焼売、メンチカツをお願いしてしまう。

買ってきてもらって、いざ食べてみるが美味しくない、焼売は味がしない。メンチカツは薄味の油肉を食べてるようだ・・ゴメン食べれない。と言って残してしまった。

後日、親から「食べ物たべれてるか?」とメールが来たのは言うまでもない。