■地固め療法2回目(患者さん)

私は4人部屋病室で約2ヶ月入院している。そんな中、様々な患者さんがいるなーと思う。今回、私が出会った患者さんを簡単に紹介する。

■初の抗がん剤治療でも淡々とこなすYさん
Yさんは私のベットの隣で私より少し年配のかただ。私を見て抗がん剤治療について尋ねてきた。私は寛解療法、地固め療法の辛さを説明し移植が必要な旨を話した。Yさんはこれから初めての抗がん剤治療と自家移植をするとのこと。ほどなくして抗がん剤治療と移植治療をする。そんな辛い時期も淡々と歯磨きなど感染防止行動をとり、ご飯も気持ち悪い中食べており、そのうち私より早くに退院していった。退院前に私の移植が決まったことに良かったねと言って下さり、また頑張ってと移植時に買ったおむつのあまりを、もし使うんだったらといただいた。

■若いってすごいTさん
Tさんも同じ病室で抗がん剤治療をしている。年齢は20代だろうか、若い。私が入院したときは髪の毛があったがそのうちニット帽になる。Tさんところは、面会可能時間になると彼女?らしい女性が面会にきて面会終了時間までいる。これを一日も欠かさず毎日面会に現れるのだ。すごい献身的な彼女がいるもんだと感心させられる。また抗がん剤治療で辛い時期も彼女がくるとTさんは元気になる。カーテンの奥からキャピキャピした話し声が漏れてくるのだ。若いってすごい。

■抗がん剤玄人のHさん
Hさんはもう何回目かの抗がん剤治療なんだと思う。医師との会話からそのような雰囲気をかもしだしている。また事ある毎に看護師さんを呼んで指図をする。冷蔵庫の飲み物を取ってきてもらったり。なお飲み物はいつも同じもので決まっているようだ。また尿カップをベット脇において、べっとで尿をして看護師さんに片付けてもらうという裏ワザまで知っている。1クールが終わったのだろうか、途中で退院したが、数日後また戻ってきて抗がん剤治療がはじまっていた。もう何回目の抗がん剤治療なんだろうか・・と思う。

■同郷だったNさん
Nさんは病室は違ったのだけど、ロビーで良く会い。気さくな方でちょくちょく話をしていた。私より年配のかただ。ある話から私の実家の町に祖母が住んでいたという話になり。とても驚いた。その時は実家の町の話で盛り上がった。私の実家は関西の片田舎で人口9千人程度の町で山と川しかないところである。そんな場所を知っている人がこの病院で出会えるなんて。まさに奇跡だと思った。もう廃線になったローカル路線の話とかをしとても懐かしい気持ちになった。

患者さん1人1人それぞれ状況は違うけど、治療に向けてみなさん頑張っている、わたしも他の患者さんにも刺激をもらって治療を頑張っていかないと。