■病魔は何者?(苦悩の日々)

人は、受け入れがたい現実があると苦悩する。

私は、病魔が何者かわかるまで、現実逃避(楽観)・悲観・不安・苦しみと、いろいろ頭にめぐり精神的に壊れそうだった。

まず初めは、MRI検診後、腰の腫瘍は良性腫瘍だろうと軽く考えた。

妻もインターネットでいろいろ調べてくれて神経鞘腫という良性腫瘍の病気じゃない?と。
これだったら手術で取れば治るナー、この病気だったらいいのに。と思い込んでみたり。初めは現実逃避というか楽観視した。

ただ、インターネットで’腰_腫瘍_悪性’と検索 icon-search すると恐ろしい病気がたくさん引っかかる。

腰の腫瘍は主に、「がん転移で末期の可能性」・・というのが多く。
中でも、肺がん転移末期という情報があり、~満足な治療が受けられず父親が亡くなりました。 とか。3年生存率30%とか。

私はタバコを吸うし、たまに変な咳がでるため肺がん?+転移?とも考え人生終わった・・と悲観的になった。夜寝るときに、今までの人生が走馬灯のように駆け巡る。

もし、私ががん末期であれば・・と不安がつのる。

もし私が死んでしまったら・・
・家庭はどうなる?
・残された妻は大丈夫?
・子供は?まだ小さいのに
まだやりたい事あるのに。まだ生きたいのに。子どもが大きくなるまでは生きたいのに。
不安がつのり、自分の死んだあとの生活や葬式の場面がリアルに想像してしまう。

なぜ、自分がこんな状態になるの?なにか私が悪いことをした? 悩み・苦しんで
・食欲も無くなり。
・夜も眠れず。
・今までの不摂生を後悔し。

検査結果がわかるまでは、私の頭の中は常にお通夜状態だった。何を言われても上の空だ。

自分は今、地獄のふちに立たされて、いつ地獄に突き落とされるのか・・ という気分となる。

体のことが一日中頭をめぐり、生きた心地がしない日々がつづいた。