■寛解導入療法(体調管理)

抗がん剤治療に伴い、血球が減少し免疫が下がってしまうため体調管理がとても重要。少しでも菌に入り込まれちゃうと、誰も菌と戦えずに体がボコボコにやられてしまう。今回は私が行った、菌にすきをみせないための体調管理について。

■口内管理
抗がん剤治療中、口内炎は出来なかった。
口の中にはたくさんの菌が存在する、そんな中、白血球が減少すると菌が繁殖し口内炎リスクが高くなる。そんな中、私は総合病院の歯科で処方してもらった。アズノールうがい液を使ったうがいを歯磨きのたびに必ず実施していた。また、歯ブラシは毛先がやわらかいものに変えて歯磨きをするようにした。

それでも、白血球が下がった時期は、歯茎が白くなり、歯を強めに磨くと血が出るようになった。また親知らずが1本残っているのだが、そこも白くなってきて少し痛みを感じるようになった。それでも朝・昼・夜ごはんの後に歯磨きとうがいをかかさずやることで口内炎にはならなかった。

※口内炎になった場合の対処を、口腔外科の医師に聞いたが、どうすることもできず。痛み止めを入れるしかないとのことだった。口内炎になると食べるのも痛いし治るまで我慢するしかないとのことだ、オソロシイ。

■便の管理
腸にはたくさんの細菌があり便が固い場合、出血して感染症リスクが高くなる。そんな中、私は便がやわらかくなる薬マグミット錠を処方してもらい、便からの感染症は発生しなかった。

当初、私は便が固かったので。マグミット錠の処方がはじまった。また便秘でもあったので、結局朝・昼・晩・寝る前の1日4回飲むことになった。そうすると、柔らかい便が毎日出るようになったが、そのうち下痢になってしまったためマグミット錠を飲むの少なくしていき。毎日普通の便が出るように調整した。

最終的には、その日便が1回出れば、マグミット錠を1錠飲む。2回以上出ればマグミット錠を飲まない。となった。ただ処方された数は変えていないので、飲まなかった薬がどんどんたまってきた。

■衛生管理
その他の衛生管理としてコップは紙コップを使い日々変える。部屋から出る時は必ずマスクをする。手洗いや手の消毒剤をこまめにする。体調が悪くてもできるだけシャワーを浴びる。等を心がけた。

抗がん剤治療中は、少し咳が出る・胃腸が少し痛いなどの症状が現れたが、感染症にはならずにのりきった。日頃はなにも考えずに生活してますが、世の中『ばい菌』だらけ・・白血球様の有難味がわかる期間だった。「白血球様ー。早く回復して菌をやっつけてください!!」