■一時退院(免許更新2)

退院し数日後、妻と運転免許センターへ。妻も運転免許の更新が必要な期間であったので一緒に免許の更新をすることに。まず受付で診断書を提示し、やむをえない失効。である旨説明する。やむをえない失効の場合は通常の免許更新処理と違い、並ぶ窓口が違う。たくさん人が並んでいるのを横目に、2~3名程度しかいない窓口に並ぶ。そこで診断書を提示し処理をすすめる。通常と違うのは、おそらく収入印紙代が高いだけであとは同じ更新の処理となるようだ。
ただ、私はこの日の恰好は、ニット帽にマスクと杖を持っていたためだろうか。また退院してすぐだったためだろうか。免許センターの担当者が、『大丈夫ですかー。』と声をかけていただき。『本日1時間の講習ありますけどー座ってられますか?』とか『目の検査は障害者対応用が空いているのでこちらでどうぞー。』と面倒を見てくれ目の検査を並ばずにできるように手配してくれた。
ただ私は、「こんなボロボロの人でも免許証の更新はできるんだー。」と逆に思ってしまう。もし今車を運転しろ。と言われたら上手く運転できる自身がないし。1ヶ月以上まともに車を運転しておらず、判断力もおとっている状態なので。こんな人に免許を渡していいのだろうか・・

目の検査が終わり、次に別窓口で資料の確認がある。そこで『顔を見せてください。』と言われ少しかたまってしまった。「えっ、ここでニット帽をとってハゲ散らかした頭をだすの・・」と思ったが、要はマスクをとれってことだと理解しマスクを外す。顔のチェックだった。よかったーニット帽を外さなくて・・。まだ、このハゲ散らかした頭を大勢の前でさらけ出すには抵抗感がある。

次に写真撮影、私は用意していた写真をとりだして「この持込み写真でお願いします。」と依頼する。それによって写真撮影は免除される。なおこの写真は妻が用意してくれたものだ。坊主にする前の最後の顔写真を免許用に加工してくれた。背景も通常の運転免許写真同様うすい青にしているため、免許センターで撮影した写真とかわりのないできだ。この写真がなかったら次の免許更新までハゲ散らかした証明写真を使っていくはめになるのだ。それだけは勘弁。

最後は講習となる。私は1時間講習。妻は2時間講習・・。講習の先生は何回もやって慣れているのだろう。非常に手際の良い早口でどんどん講習を進めていく。そして講習後に新しい免許証を配布してもらい終わりとなる。

講習が終わり免許更新が無事完了できた。私も妻も今までゴールド免許であったが、今回の更新では、私と妻は違反があり・・ブルー免許に格下げされた。次回は3年後に更新だ。その頃には髪も生えきっと元気になっていることを願いたい。