■地固め療法1回目(目の充血)

石橋を叩いて渡る:壊れるはずのない強固な石の橋を、一応叩いて安全性を確かめて渡ることから、用心し過ぎるほど用心深くなること。

ここの病院は、まずは患者の安全性を確かめるよう石橋を叩いて渡る治療が行われる。
抗がん剤治療の間に、目が充血してきた。はじめは右目、2日後には左目も充血しだす。担当医は、「キロサイドの毒性は抜けているのでその影響ではないと思います。」とのことだったが大事を見て眼科の検診をうける。

後日、眼科に呼ばれ行く。まず視力検査がある。うーーん今まで視力は1.0以上あってメガネもいらないのだが・・見えない。これはきっと老眼だろう。抗がん剤の影響では無いと思う。

次に眼圧を測る。機械から風がビュっと出る。2回ぐらい目をつぶってしまう。「若いと目をつぶってしまうんですよねー。がまんしてくださいねー。」なんて言われやり直す。まだ私は若いか・・

その後医師に暗い暗室に呼ばれ診察が始まる。光が出ている機械に顔を近づける。片目だけ光を眺める形になる。目をつぶりたくなるがここでも頑張って目をあけておく。横のモニタには私の眼球が大きく映し出されている。医師がレンズ越しに眼球を眺め状態を確認している。少しして特殊な目薬?を差され、また眼球を確認している。この目薬は涙が黄色くなるとのことだ。

結果は「感染症ではないです。」とのこと。出血の原因は明確にはわからないが、まずは感染症ではなくすぐに治療が必要な状況ではないとの事だった。いづれ充血も落ち着くハズとのことではあった。