■地固め療法1回目(大腸内視鏡1)

体内の消化管出血有無の調査として、3つの検査を受けることになった。
①大腸内視鏡検査
②食道・胃・十二指腸の内視鏡検査
③カプセル内視鏡小腸検査

①~③の順に検査をしていき、原因がわかれば検査は終わり。原因がわからなければ次の検査をしていくことになった。

まずは、大腸内視鏡検査を受ける。大腸の内視鏡検査をうけるには大腸内の便を全て出しておくことが必要になる。そのため前日から大変だった。

子供が便秘の時、前日に3滴飲めば次の日便が出る。という下剤薬(ピコスルファート)を2ボトルも飲むのだ。量としては紙コップ半分弱といったぐらいだろうか。その液体を寝る前に一気に飲み干す。次の日下痢が確定だ。。案の定、次の日、朝一からお腹がグルグルしてトイレにかけこむ・・。どーーんとお腹に溜まっている便が出る。はぁ、とトイレを出た途端2回目のゴロゴロがきてまたトイレに戻った。

それだけではない。ニフレックという経口腸管洗浄剤。これが2リットル分プラスチック状の袋に入ったのが運ばれてくる。ニフレックは、透明な液体で、食感はどろっとした液体。すこしスポーツドリンクのようなレモン風味はついている。これを午前中に2リットル分飲み干す必要があるのだ。水を2リットル飲むのにも大変なのに・・。そしてこの液体がまた飲みにくい。喉から入って行かないのだ。

この液体を無理して口に入れ、無理やり流し込む。ただ一気に飲める感じがしないので、紙コップに入れて少しずつ流し込んでいった。結局、朝7時から12時までの5時間かけて2リットルを飲むことができた。検査を受けるためには13時までに飲み干す必要があったのでぎりぎりだった。

ニフレックを飲んでいる間にも便意が襲ってくる。トイレにかけこむ、ニフレック飲む、トイレにかけこむ、ニフレック飲む。を永遠繰り返す。結局、トイレには午前中で10回かけこんだ・・・。便はそのうち形が無い状態に。3回目からほぼ形はなかったが、だんだん液体上になって色が薄くなっていく・・。また、検査を受けるためには、便が透明な液体状態まで出し切る必要があるのだ。10回目の便はもう透明だった。看護師のチェックをうける・・。OKがでた・・。

看護師「大丈夫ですね。検査OKの連絡をしておきます。」
午後から、大腸内視鏡検査を予定通り受けることになる。