■地固め療法2回目(お見舞い1)

以前から、会社の上司がお見舞いに行く旨のメールをもらっていた。でも、血球が下がっている時期であったり、唇が腫れあがっている時期であったりしお見舞いを断っていた。今回ちょうど体調が良くなった時であったので、日程を調整した。

会社の上司がお見舞いにくる。とてもありがたいことだ。・・ん、ちょっと待てよ。会社の上司がこんなにもお見舞いをしたがっている。何か言いたいことがあるのかな。。今回、病名が病名だし・・入院期間も長いから・・会社から三行半もしくはそれに近いことを突きつけられる?とやや不安になる。

お見舞い当日、時間を指定していたため病棟のソファーが置いてあるロビーで待つ。この時はニット帽・マスクをしっかりつけて。数分後、上司が現れた。上司は、着くなりカバンをドーンっとテーブルの上に置く。
私 「マスクつけてきたんですね。」
上司『まあ、俺がばい菌みたいなもんだからなー。』
私 「・・・」
うちの上司はオラオラ系なのだ。

今の仕事状況の話を少しして、お土産があるとカバンからとりだす。まず本数冊、癒し系の人形、そしてプロジェクトメンバーからの寄せ書きがかかれた色紙。色紙には「がんばれー」とか「はやくげんきになれー」とか書いてある。
私 「この色紙、SE業界ではありえないですねー、今見ると泣いちゃいそうなので後にしますね。」
上司『みんな、お前が戻ってくるのを待ってるよ。』『今は、ゆっくり体を治せよ。』と言われ。

上司がお見舞いを調整してたのは、このお土産を渡すためでもあったのだと思った。ほどなく、元気そうで良かった。あまり長居も悪いからと上司は帰っていった。

後日、同期3人がお見舞いに来てくれた。そして暇つぶしのおもちゃ数個と会社の部内の人にビデオレターを撮ったと見せてくれた。1人ずつ一言「はやく元気になって。」とかのコメントを言ってくれているのだ。このビデオレターにもびっくりさせられた。

いつもは仕事でドライな関係だと思っていたのに、いざ病気で入院するとこんなにもしてくれる。私のお見舞いなんて仕事と関係ないのに・・とてもうれしかった。会社への復帰。まだ時期は決められないが会社は待ってはくれているみたいだ。