■外来受診(障害年金6)

障害年金を申請するために、年金事務所から言われた必要書類を集めるために奔走する日々。今回は以下の書類を集める。
・戸籍謄本(世帯全員)
・住民票(世帯全員)
・所得証明書(配偶者)

住民票、所得証明書は市役所で入手が可能である。そのため市役所に行き手続きをして手に入れた。
ただ、戸籍謄本については本籍地の市役所で発行してもらう必要がある。私の本籍地は今住んでいる場所ではなく都内になっている。なので、戸籍謄本を手に入れるには都内の市役所まで行かないといけなかった。

私の地元は関西の田舎なのだが、就職で首都圏に移り住んで、そして結婚し都内の賃貸マンションで暮らす事にした(実際は結婚する前から同棲していたが)。その結婚を機に本籍地をその都内の賃貸マンションに移したのだ。

戸籍謄本を手に入れるために都内の市役所に一人で電車で向かう。市役所近くの駅で降りた。さすが都内、人がやたら多い。病気になってあまり人混みに出歩かないので少し新鮮だった。そして市役所で手続きをし戸籍謄本を発行してもらった。
ただせっかく都内まで来たので、そのまま帰るのはもったいないと、街を散策することにした。
そう、ここは新婚当時に住んでいた街なので、全てが懐かしい街並みを感じていた。街を歩くたびに当時の記憶がよみがえってくる。本籍地のマンションを目指す。そのマンションは10年ぐらい前に住んでいたところなのだが当時のまま、なにも変わらず立っていた。そのマンションは高層階で、当時私は9階の角部屋に住んでいた。窓からの眺めは夜景が綺麗で、1階にはコンビニや病院もあり、生活には自転車もいらないぐらい便利な場所であった。全てが”ザ・都会!”という感じでとてもお気に入りの場所だったのだが、1LDKと少し狭かったという事もあり、子供が産まれたのをきっかけに郊外に引っ越したのだ。都内は家賃が高いので・・郊外に引っ越しせざるをえなかったのだ。

お昼は、新婚当時に良く二人で行っていたお気に入りのステーキ屋にランチを食べに行った。新婚当時、週末になると二人で午前中の遅い時間までだらだらして、お昼にこのステーキ屋のランチに良く来ていたのを思い出す。ランチなので値段も良心的。しかも美味しいのである。お店の中は当時のままだった、また味も当時もまま。安定の美味しさだった。なかなか来ることがないので、味をかみしめながらいただいた。

その日、家に帰って、携帯で撮ってきたマンションの写真や昼食の写真を妻に見せ、当時の思い出話に花を咲かせるのであった。