■外来受診(5年生存率)

DAY200を超え、今は比較的元気に過ごしていますが、今後の再発リスクが心配で、私が発症した急性リンパ性白血病(ALL)の移植後の5年生存率を調べてみました。
日本造血細胞移植データセンター(JDCHCT)のホームページから平成29年のデータをもとに調べました。

5年生存率は白血病全体で46.6%そのうち急性リンパ性白血病は49.2%でした。・・・思ったより低いです。
ちなみに平成25年の急性リンパ性白血病の5年生存率は46.9%でしたので4年で約2%上昇しています、そのため年々生存率は上がっていっていると思います。
また、生存率は治療時期と治療方法(移植別)に細分化されて公開されていましたので以下に5年生存率をまとめてみました。

【H29 ALL 5年生存率】

血縁者間 非血縁者間
時期 骨髄移植 抹消血移植 骨髄移植 臍帯血移植
第一寛解期(1CR) 65.8% 56.9% 64.9% 64.7%
第二寛解期(2CR) 54.8% 39.4% 48.8% 47.5%
第三寛解期(3CR) 35.9% 15.5% 31.5% 27.2%
非寛解(NCR) 19.1% 16.7% 20.9% 20.0%

表からすると、やはり第一寛解期に移植を受けたほうが生存率は上昇するようです。移植の種類ですが、血縁者間の骨髄移植をするほうが生存率は高いようです。非血縁者間の移植の場合は骨髄移植だろうが臍帯血移植だろうがほぼ生存率には変わりがないような値になってます。またここには記載してませんが、移植時の年齢が若いほうが生存率は高くなっていました。

私は第一寛解期に移植を行い、非血縁者間の末梢血移植を行いました。そのため上記データにはあてはまるものがありません。ただ、第一寛解期での移植なのでだいたい5年生存率は56%~65%ぐらいでしょうか。。移植治療をした人で約半分強の人だけが5年生き残れる値になってます。とても厳しい値を実感させられました。10年生存率も公開されていますが、5年生存率から若干低下するぐらいの値になってました。移植後1年から5年で生存率の曲線が一気にさがっています。そのため、まずは5年生存が一つの区切りのような気がします。

私があと最低でも5年生き残るには、どのうようなリスクがあるのだろうか。今考えられるのは再発リスクしか思い浮かびません。でも再発しないためにリスク回避をする方法は思いつきません。がんや白血病の発症原因はいまだ不明とされています。ではどうすれば再発しないようにすればいいのか・・対策のしようがありません。うーん困った。どのような場合に命を落としてしまうのだろうか?
がん細胞は毎日体内で発生していて日々免疫細胞により処理されていると聞きます。そのため今後も免疫を落とさないようにバランスよく食事を取って水分もたくさん取り、適度に運動して極力大きなストレスがない生活を心がけて、日々発生しているがん細胞を適切に処理できる体を維持していくのがよいのだろうと思います。
先はまだまだ長いです。まずは移植後1年(あと5ヶ月ありますが)を平穏に迎えたいと思います。