■地固め療法1回目(カプセル内視鏡)

体内の消化管出血有無の調査として、3つの検査を受けることになった。
①大腸内視鏡検査
②食道・胃・十二指腸の内視鏡検査
③カプセル内視鏡小腸検査

①~③の順に検査をしていき、原因がわかれば検査は終わり。原因がわからなければ次の検査をしていくことになった。

①②の検査をしたが、結果は正常であり、消化管の出血原因がわからないため、③のカプセル内視鏡小腸検査をうけることになった。検査をうけるには、前日の夜21から食事が禁止に。検査当日朝10時に内科の医師が私のベッドに検査機を持ってやってきた。

カプセル内視鏡は、カプセル状のカメラを飲み込み定期的に体内の写真をとる。その写真が受信機に送られて画像保存される。その画像保存された写真をチェックする検査になる。

検査を行うために医師が準備を始める。まず、小さいポシェット上の受信機を肩からかけさせられる。受信機は黒い箱の機械でディスプレイと数個のボタンが付いている。またこの受信機から心電図のようなコードが伸びていて、それをお腹に貼りつける。お腹に8か所、心電図のように貼りつけられた。カプセルから送られてくる写真を常時受信する必要があるからだ。検査中はこの受信機をずーっと肩からかけておく必要がある。

次にカプセルカメラ。カプセルは2センチぐらいのカプセルで、透明な箱に入っていた。箱から取り出すと自動的にカメラの先端がピカピカ光りだす。そして自動的に受信機と通信が確立され仕様となっているのだろう。医師がカプセルを取り出し受信機のWiFiのようなマークが青色になるのを確認している。『うん。通信できてますね。』と医師が言う。とてもハイテクな感じの仕様である。

これで準備は終わり。検査は水と一緒にカプセルを飲んで終わりである。カプセルを飲んだ後、医師が受信機のボタンを操作する。受信機の液晶パネルに食道だろうか。カプセルから送られてきた写真が液晶画面に表示された。『大丈夫ですね。』と医師が言って去って行った。
すげーっと思い、医師が去った後、受信機を見るがどうやって写真の画面を出したのかわからず・・操作方法を教えてもらっとけば良かった・・

その日は、この機械を付けたまま一日を過ごす。ご飯も普通に食べてOK。その間にカプセルが自動的に画像を採取していくのだ。

夕方になり。19時に医師がベットまでやってくる。医師が受信機のボタンをさわりカプセルから送られてきた写真が液晶画面に表示させる。大腸だろうか、『もうカプセルが止まってますね。大丈夫ですね。』とお腹に貼りつけた心電図と受信機を外し去って行った。これで検査は終わりである。後はカプセルが便と一緒に出てくれば終了となる。

自分は便秘気味であり、2日後に便が出るが、カプセルは無く。一度、腹部レントゲンを受けた。そのときまだお腹の中にカプセルが残っているのが映っていた。そして次の便の中にカプセルが出てきた。

カプセルは一応記念にもらうことにした。看護師にお願いすると、きれいにしてカプセルを持ってきてくれた。袋に入れて保管しているが、きれいに洗ったとはいえ、直接は触る気にはならないかな・・。